のしいか所長
袋小路は確かに住宅や不動産業界にとって厄介な問題です
建築基準法上の道路に該当しない場合、さまざまな法的制約が課せられ、計画が中止に追い込まれることが想定されます
袋小路の面する土地は、比較して安価であることが多いようですが、袋小路状の道路は私道であることも多く建築基準法上の道路として認められないこともあります。
実際に建築確認申請するとすると以下のような条件が求められると思われます
- 道路が設置する土地所有者の全員の許可を書面で得ること
- 位置指定道路図の作成には事前の測量の上市と協議すること
- 道幅を確保すること
- 回転広場を設置すること
条件のかなで最も困難な事柄として、近隣住民の敷地を削る必要があり同意を得るという条件です。建築基準法施行令144条の4により、袋路状道路を位置指定道路として認定できる条件の一つとして転回広場の設置が求められます。
空地率の確保等を行い建築基準法43条の例外規定を適用してもらおうとしましたが、建築指導課の担当者は転回広場の同意は必ず取り付けるようにとの指導は変わりませんでした。
袋小路に家を建てることは、法的制約や近隣住民との調整など、非常に難しい問題が多く発生することが多く注意が必要です
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